イラン国連次席大使、「世界17カ国が、今も植民地支配下にある」
10月 04, 2016 20:34 Asia/Tokyo
イランのデフガーニー国連次席大使が、世界で17の国が、今も植民地支配下にあるとし、国連に対し、この問題に関する責務を履行するよう求めました。
IRIB通信がアメリカ・ニューヨークから伝えたところによりますと、デフガーニー次席大使は、3日月曜、国連総会の特別政治問題および非植民地化に関する第4委員会で演説し、植民地支配下にある土地の人々の解放と、彼らの主権行使への支援のために措置を講じるよう求めました。
デフガーニー次席大使は、これに関する国連の責務を強調し、これまでの努力に進展が見られていないこと、世界で17の国が今も植民地支配下にあることを批判しました。
また、「植民地主義は、政治、社会、経済など、どのような形であっても、国連憲章や各国の独立に関する国際文書への違反であり、国連は、植民地主義の排除を加速させるため、効果的な措置を講じるべきだ」と述べました。
さらに、その土地の国民の遺産である植民地下の国の天然資源の採掘に関する植民地大国の活動は違法なものであるとし、植民地主義大国に対し、支配下にある国民の文化、社会、経済的な利益に悪影響を及ぼす可能性がある全ての経済、非経済活動、またその支配下の国の環境、経済発展や保健衛生に破壊的な影響を及ぼす可能性のある、あらゆる軍事的な活動を控えるよう求めました。