アメリカ、エアバスに、航空機106機のイラン売却を許可
11月 23, 2016 20:47 Asia/Tokyo
アメリカ財務省が、エアバスのイランへの航空機売却を許可しました。
ロイター通信によりますと、アメリカ財務省のカービー報道官は、22日火曜、記者会見で、「イラン航空に民間機を売却する目的で、エアバスに新たな許可を出した」と語りました。
カービー報道官は、「イラン航空への航空機売却に関するエアバスへの許可は、核合意におけるアメリカの取り決めの一部だ」としました。
アメリカの新聞ウォールストリートジャーナルは、22日、「アメリカ議会のイランとの取引を阻止するための努力にも拘わらず、エアバスはアメリカ政府から、航空機100機以上をイランに売却することを許可されている」と伝えました。
エアバスはフランスを拠点にしていますが、使用している部品の少なくとも10%がアメリカ製であるため、イランに航空機を売却する際には、アメリカ政府から許可を得る必要があります。
アメリカ下院は、最近、イランへの航空機の売却を阻止する法案を可決しました。
アメリカのライアン下院議長は、オバマ大統領に対し、次期政権の対イラン政策に制限を設けないよう求めました。
核合意により、対イラン制裁は完全に解除されるべきですが、アメリカは常にそれを継続しています。