最高指導者、「イラクの巡礼者へのテロは臆病な行為」
11月 26, 2016 19:53 Asia/Tokyo
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イラクの巡礼者へのテロ攻撃は臆病で残酷な報復行為だとしました。
イラク南部ヒッラのガソリンスタンドで、24日木曜、ISISによるテロが発生し、少なくとも100人が殉教、多数が負傷しました。殉教者の中には、カルバラでのシーア派三代目イマーム、ホサインの追悼儀式から戻る最中のイラン人巡礼者も含まれていました。
この痛ましい事件を受け、ハーメネイー師は、26日土曜、メッセージを寄せ、「イマームホサインを追悼する巡礼者のアルバインの壮大な行進は、タクフィール主義の残酷な犯罪グループを激しく怒らせ、彼らの汚れた陰謀を退けた。それゆえこのテログループは臆病で残酷な報復を行い、改めて自らの汚れた姿をすべての人に示した」と語りました。
ハーメネイー師は、「ナイジェリア、パキスタン、アフガニスタンといった世界の他の地域からも、テロリストと同じ主義を持つ人々の犯罪という震撼するような苦々しい知らせが届いており、タクフィール主義と彼らを支持する政府の危険性を、再度全てのイスラム教徒に知らせている」としました。
また、テヘラン東部のセムナーンでの列車衝突事故についても、「国内外の関係者は、この痛ましい事故を簡単に通過せず、負傷者の治療や死者の移送に向け、努力を尽くすべきだ」と強調しました。