イギリス首相がイラン核合意を支持
(last modified Thu, 01 Dec 2016 10:23:17 GMT )
12月 01, 2016 19:23 Asia/Tokyo
  • イギリス首相がイラン核合意を支持

イギリスの首相報道官が、「メイ首相は核合意を支持し、その完全な実行を求めている」と語りました。

IRIB通信によりますと、イギリスの首相報道官は、30日水曜、「イギリスは今後も、イランとの核合意に対する断固とした支持を継続する」と語りました。

また、アメリカのトランプ次期大統領による核合意の破棄の可能性について、「核合意の重要性に関するイギリスの立場は完全に明らかだ。この合意に至るために大規模な外交努力が行われてきた」と述べました。

これ以前、CIAのブレナン長官がトランプ氏に対して、イランと6カ国の間の合意の破棄は全く理性に欠ける行為だと警告を発していました。

トランプ氏は、選挙戦で、大統領に就任すれば、核合意を破棄するとしていました。

アメリカのケリー国務長官も、民主党の上院議員に対し、イラン制裁法を延長しないよう求めました。

イランのエネルギー産業への巨大投資を禁じるイラン制裁法は、最初1996年に可決され、それ以降、延長されています。この制裁法は2016年に期限を迎えます。

アメリカの上院は29日火曜、声明の中で、イラン制裁法の延長を検討すると発表しました。

この法規は、これ以前、下院で可決されていました。

イランは制裁法の延長は、新たな制裁の可決を意味し、核合意の明らかな違反だと強調しています。