アメリカ国務長官、イラン制裁法を延長しないよう要請
(last modified Thu, 01 Dec 2016 10:44:25 GMT )
12月 01, 2016 19:44 Asia/Tokyo
  • アメリカ国務長官、イラン制裁法を延長しないよう要請

アメリカのケリー国務長官が民主党の上院議員に対して、イラン制裁法を延長しないよう求めました。

IRIB通信によりますと、ケリー長官は、議会に出向き、民主党の上院議員に対して、イラン制裁法を延長しないよう求め、トランプ次期政権にイラン核合意を破棄させないよう説得しました。

こうした中、CIAのブレナン長官は、これ以前、「トランプ氏の核合意の破棄に向けた努力は、悲劇的な結果をもたらすだろう」と述べていました。

トランプ氏は選挙戦の中で、核合意を破棄するとしていました。

イランのエネルギー産業への巨大投資を禁じるイラン制裁法は、最初1996年に可決され、それ以降、延長されています。この制裁法は2016年に期限を迎えます。

アメリカの上院は29日火曜、声明の中で、イラン制裁法の延長を検討すると発表しました。

この法規は、これ以前、下院で可決されていました。

イランは制裁法の延長は、新たな制裁の可決を意味し、核合意の明らかな違反だと強調しています。