テヘラン金曜礼拝、「アメリカの核合意違反へのイランの反応は断固としたものになる」
(last modified Fri, 09 Dec 2016 10:25:28 GMT )
12月 09, 2016 19:25 Asia/Tokyo
  • テヘラン金曜礼拝、「アメリカの核合意違反へのイランの反応は断固としたものになる」

9日に行われたテヘラン金曜礼拝で、ハータミー師が説教を行い、「アメリカの核合意妨害に対するイランのイスラム体制の反応は、断固とした力強いものになる」と語りました。

ハータミー師は、アメリカ議会でのイラン制裁法の10年延長法案の可決は、国際的な合意である核合意の明らかな違反だとし、「アメリカが、イランと6カ国の核合意の責務を履行しなかったことは、この国が国際的な取り決めを遵守しないことを証明した」と語りました。

さらに、アメリカのオバマ大統領に対し、「シオニストロビーの影響を受け、制裁延長に関するアメリカ議会の決定に賛成すれば、歴史の中で汚名をこうむるだろう」と語りました。

また、イギリスのメイ首相が、バーレーンで開催されたペルシャ湾岸協力会議の7日水曜の会合で、“アラブ諸国の反イランに協力する”と発言したことに対し、「イギリスは現在まで、イスラム諸国の間に対立を生じさせ、イスラムと戦うためにいかなる努力も惜しまなかった」と語りました。

ハータミー師は、メイ首相の発言は、イギリスのEUとの関係における問題からくるものだとし、「このような行動を続けても、イギリスの状況を複雑にするだけだ」と述べました。

また、イラン国民は、最高指導者を軸に、抵抗によって、外国のあらゆる陰謀に打ちかつだろうとしました。

ハータミー師は、シリアとイラクの政府軍、人々によるテロとの戦いでの最近の勝利に触れ、これらの国のテロリストができるだけ早く掃討されるよう期待しているとしました。

さらに、イランで選挙が迫っているとし、「イランでの選挙は、政治的な盛り上がりと、イスラム体制によって国民にもたらされた自由の存在を示すものだ」と述べました。