イランが、シリア・アレッポに関する国連安保理の決議に反応
(last modified Wed, 21 Dec 2016 07:13:23 GMT )
12月 21, 2016 16:13 Asia/Tokyo
  • イランが、シリア・アレッポに関する国連安保理の決議に反応

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「シリア北部アレッポに関する国連安保理の決議は、この都市にテロを支援する情報因子が入る下地となる」と語りました。

イルナー通信によりますと、イラン国家安全保障最高評議会のメンバーは19日月曜、テロリストの撤退の監視及び、この町に残留する民間人のその後に関する報告書の作成を目的とした、アレッポでの国連平和軍の駐留に同意しています。

シャムハーニー書記は20日火曜、記者とのインタビューで、「テロ組織の占領からのアレッポの解放は、シリア政府軍と抵抗戦線にとって軍事面での大きな成果である」とし、「安保理決議2328の採択は、過去の破壊活動の継続と、監視軍と称するテロ支援国の軍関係者や情報因子のアレッポ入りのための措置となる」と述べました。

また、シリア軍を敗北に追い込むためにこの数ヶ月間、テロ支援国が行ってきた幅広い努力に触れ、「この決議では、シリアの合法的なアサド政権にとっての役割について全く言及されておらず、同国内でテロリストに包囲された人々への支援の問題を優先する代わりに、アレッポからテロリストや武装勢力を安全に撤退させる問題のみが注目されている」としています。

さらに、西側諸国とこれに同盟する地域諸国が、国際世論の前にその人類に反する前科歴が完全に明らかとなっている、詳細のはっきりしたテロリストに驚愕すべきほどの支援を行っていることを指摘し、「西側諸国や、一部の地域諸国によるこの受け入れがたい行動は、政治的な目的のためにテロを手段として利用するアプローチが、戦略的な側面を有していることを示している」と語りました。