ザリーフ外相によるアメリカの対イラン制裁や脅迫の批判(音声)
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イランのザリーフ外務大臣が、ミュンヘン安全保障会議に出席するため、ドイツを訪問しています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
2月 19, 2017 14:29 Asia/Tokyo

イランのザリーフ外務大臣が、ミュンヘン安全保障会議に出席するため、ドイツを訪問しています。

ザリーフ外相はミュンヘンで、CNNのインタビューに応じ、アメリカの脅迫について、「過去にイランを試したことのある者は皆、イラン人がいかなるときも脅迫を重視したりはせず、相互尊重と共通の利益にのみ、応じることを知っている」と語りました。

 

「まず言うべきなのは、過去38年の間、誰もがイランを試したということだ。彼らのすべてが、イランが簡単に脅迫の影響を受けることはないことを知っている。我々は脅迫に対してよい回答を与えることはないが、敬意、相互尊重、共通の利益には非常によい回答で応じる」

 

ザリーフ外相は続けて、イランに対するオバマ政権の行動に触れ、次のように語っています。

 

「我々は、オバマ前政権は全ての選択肢を試したと考えている。彼らは麻痺させるような制裁を試した最初の人々であり、その結果、彼らが制裁を始めたときの我々の遠心分離機の数は200基に満たなかったが、彼らが協議の席にやって来たときの我々の遠心分離機の数は、2万基となった。このことから、オバマ前大統領とケリー前国務長官が協議の席についたのは、制裁に効果がなかったためだ」

 

IRIB国際放送の政治専門家、アミーンザーデ氏はこのように語っています。

 

「アメリカは、1979年のイスラム革命勝利後、常に、イランへの制裁や脅迫をやめず、イランイラク戦争時のサッダームフセイン政権への支援から、麻痺させるような制裁に至るまで、すべての選択肢を試してきた。アメリカは、核合意後の現在、イランのミサイル能力は脅威であると吹き込み、イランを地域の安全保障にとっての脅威であるように見せようとしている。しかし、このような非難は、地域や世界の安全保障の真の脅威となっている国々から提起されている」

 

シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相は、先週、アメリカを訪問し、トランプ大統領の傍らで、イランを地域や世界の脅威の元凶であるように見せようとしました。

 

しかし、このような地域の好戦的な者たちこそが、毎日声明を発表し、すべての選択肢は机上にあると語っています。

実際、トランプ政権は、最高指導者が最近の表明の中で指摘したような行動を取っています。つまり、トランプ大統領は、このような行動によって、アメリカの真の姿を示しました。

 

イランイスラム革命最高指導者野ハーメネイー師は、先週、アーザルバイジャーンの数千人の人々を前に演説し、アメリカの現政権と前政権の、”イランへの戦争の脅迫”という繰り返しの陰謀の真の目的を説明する中で、「現在も以前と同じように、彼らは軍事攻撃の選択肢は机上にあると語っているが、それによって、彼らは我々の注目を、真の戦争である経済戦争から逸らせようとしている」と強調しました。

実際、アメリカの力は弱まっています。これはアメリカ政府の政策に反対する人々からの単なる主張などではなく、現在、アメリカの国内外の有識者の多くも、そのことを強調しています。アメリカ・プリンストン大学の国際政治学者、ジョン・アイケンベリー氏は、2014年、「リベラルな秩序の未来」に関する論文の中で、世界の力の変化に触れています。アイケンベリー氏は、「世界の力の変化、アメリカの衰亡、一極主義の変化が起きており、アメリカの時代は終わろうとしている。アメリカの力が廃れていく中で、私たちは新たな力の誕生を目にしている」としています。

 

アメリカの哲学者、チョムスキー氏も、アメリカの帝国主義支配の原則は変わっているが、その効力は大幅に減少しているとしています。アメリカは国内でも国外でも力を失っています。

そのため、アメリカの脅迫や行動がどの程度、トランプ政権の政策の中で実行されるのか、トランプ大統領が選挙戦での公約をどれほど守るのかについては、議論の余地があります。トランプ政権がアメリカと世界の現実を理解しない限り、アメリカにとって取り返しのつかない、予想もしなかったような多くの出来事が起こる可能性があるのです。