3月 05, 2017 20:27 Asia/Tokyo
  • イラン大統領、「イランとアゼルバイジャンの関係は発展している」

イランのローハーニー大統領が、アゼルバイジャンとの関係は戦略的で同胞的なものだとしました。

ローハーニー大統領は、5日日曜、テヘランで開催されたイランとアゼルバイジャンの代表団による会合の後、記者会見で、「イランとアゼルバイジャンの関係は、政治・文化関係、地域・国際問題といった点で重要だ」と語りました。

また、「イランとアゼルバイジャンのここ数ヶ月の貿易量の増加は、両国の関係の拡大を示している」としました。

さらに、イラン、アゼルバイジャン、ロシアの3カ国、イラン、アゼルバイジャン、トルコの3カ国の協力に触れ、「3カ国の地域における協力のために、これまで良好な措置が行われてきた」と語りました。

ローハーニー大統領は、地域問題についても、「イランとアゼルバイジャンは、地域やテロの問題について共通の見解を有しており、ワッハーブ派などの思想は地域にとって大きな危険であり、永遠に根絶されるべきだと考えている」と述べました。

また、イランとアゼルバイジャンのシリア・イラク問題に関する見解の共通性に触れ、「アゼルバイジャンとアルメニアの領土問題であるナゴルノカラバフの問題が話し合いによって最終的に解決するよう期待している」としました。

一方のアリエフ大統領もこの記者会見で、イランとの緊密な関係は地域にとっての贈り物だとし、「イラン大統領とのこの3年間の数々の会談は、両国の関係拡大のしるしだ」と語りました。

さらに、「イランとアゼルバイジャンの政治関係は高いレベルで続いており、両国はあらゆる国際機関で互いを支援しあっている」と述べました。

また、ナゴルノカラバフの問題解決に向けたイランの努力に感謝し、「この問題は、領土保全と公正に基づいており、イランはそれを擁護している」と語りました。

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