10月 06, 2024 19:29 Asia/Tokyo
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    アミールキャビ―ル工科大研究者により提案された温室効果ガスの水素置換の新方法

イランのアミールキャビ―ル工科大学に所属する研究者らが、スパーク放電支援レーザ誘起プラズマ(SD-LIP)を用いてメタンの水素への置換効率を高める新たな方法を提案しました。

【ParsTodayイラン】アミールキャビ―ル工科大学で研究プロジェクトマネジャーを務めるファーテメ・アフマディーヌーリー氏は、「この研究では、メタンを水素に置換する効率を高めるためにSD-LIPの手法が用いられた。地球温暖化、気候変動、温室効果ガスの大量生産につながるようなエネルギーへの需要が高まっていることで、メタンや二酸化炭素を中心とした温室効果ガスを価値あるものへと変換する必要性は、緊急かつより重要なものとなっている」と説明しました。

また、IPCC・気候変動に関する政府間パネルの報告書に言及し、「天然ガスに含まれる最も主要な成分であるメタンは、20年間で二酸化炭素の86倍も地球温暖化を促進している」と指摘しました。

そして、「水素経済の最終目標は、環境へのダメージを最小限に抑えながら水素製造の効率を最大限に高める経済的方法を獲得することにある。世界に初めて提案されたこの方法は、メタンの水素への置換を、メタン中炭素成分のススへの転化率低下および、置換システムにかかるエネルギーや降伏電圧の減少へとつながるような、有用なかたちで行える」としました。

 

 


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