イラン安全保障関係者、「アメリカのシリア攻撃はテロリストの力を強化」
4月 08, 2017 18:37 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が「アメリカのシリアへのミサイル攻撃は【前もって計画されたものであり】、テロリストの士気や軍事力を高めるものだ」としました。
アメリカは、7日金曜未明、先週火曜のシリアのイドリブへの化学兵器による攻撃を理由に、地中海の二つの戦艦から59発のミサイルをシリアのホムスにある空軍基地に発射しました。
このミサイル攻撃で、子供4人を含む民間人9人が死亡、7人が負傷しました。
こうした中、シリア政府は化学兵器の使用を否定しています。
ファールス通信によりますと、シャムハーニー書記は、7日金曜、アメリカのシリア攻撃という非合法な行動に対して、「政治的、軍事的な流れがイラクやシリアでのテログループの消滅に向かっている中で、アメリカは彼らを救い、力を強化するためにこのミサイル攻撃を行った」としました。
さらに、アメリカのシリア侵略は、シリアでの政治的な目的を実現するためのテロの利用に向けたアメリカの継続的政策の明らかな表れであるとし、「この侵略により、シリアの政治・安全保障面での協力は複雑化することになるだろう」と述べました。
また同時に、「アメリカの攻撃が、テロ対策に向けたシリアの政府や国民の動機に影響を及ぼすことはない」としました。
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