イラン大統領選挙の候補者登録開始
第12期イラン大統領選挙の候補者登録が、11日火曜朝、始まりました。
候補者の登録期間は15日までの5日間となっています。
第12期イラン大統領選挙は5月19日、第5期市町村議会選挙、国会中間選挙と同時に行われます。この問題について、IRIBアミーンザーデ解説員は次のように語っています。
イランの次期大統領は、資格審査で合格した候補者の中から、国民の票で決定されます。この選挙は、一度で決着がつくこともありますが、決選投票にもつれこむ可能性もあります。
現在、何人が立候補し、どの候補者が最も包括的な計画を提示することで、人々の支持を得られるのかを見るべきでしょう。ここで、人々は新たな大統領に何を期待しているのでしょうか。ローハーニー大統領は果たして再選されるのでしょうか?
第12期大統領選挙が開催される一方で、イラン国民の前に横たわる障害、脅迫、経済問題は、深刻な問題として提示されています。このため、雇用の基準の改善、収入レベルの向上、社会の富の適切な分配、生産や投資への支持、経済競争における不平等の是正といった問題にどの程度注目しているのかが、この選挙の結果を決定する上で非常に重要な基準となっています。
経済問題を解決するには、不正への真剣な対策や信頼の回復、取引の奨励が必要です。今期の候補者は、問題を克服するために発表された計画の枠内で、実現可能な有益な計画を提示すべきです。人々は候補者に対してスローガンだけを望んでおらず、自分達の要求を実行してくれる候補者を求めています。
明らかに人々は次期大統領に対して、経済の安定、差別の撤廃、よりよい未来や生活への希望をもたらしてくれることを望んでいます。当然、人々の選挙参加の動機の一部は憲法の枠内での要求の実現です。人々の票は、候補者への一種の信頼です。こうした信頼を獲得するには、問題を解決するために計画を立ててあらゆる可能性を用いることで歩みを進めることが必要です。
大統領は行政権のトップにたっています。このため、新しい任期が始まる度に、経済問題や外交関係についての戦略が新しい政府の優先に据えられます。
ローハーニー大統領は現在4年間の任期を終え、前回の選挙戦で公約したことが実現されたかどうかを審理されています。
イラン国民は有権者として、次期大統領に対して、政治体制を強化し、統一された目的ある計画によって恒久的な成長や発展を遂げることができるよう、状況を整えることを期待しているのです。