May 06, 2017 17:43 Asia/Tokyo
  • イラン大統領候補が2回目の討論会

イラン大統領選挙の候補者6名が、テレビとラジオで放送された生放送の討論番組で、文化的、政治的問題に関する見解を明らかにしました。

現職のローハーニー大統領、ガーリーバーフ現テヘラン市長、ジャハーンギーリー現第一副大統領、ライースィー師、ハーシェミータバー氏、ミールサリーム氏は、5日金曜に行われたこの討論番組で、防衛力や安全保障、イラン・イスラム文化、外交政策、科学技術の発展、芸術、教育問題、高等教育、核問題や制裁の問題など、政治問題や文化的問題に関して、自身の計画や見解を提示しました。

ガーリーバーフ市長は、人々や団体の知識や能力の向上により、文化的な業務を人々の手にゆだねるべきだと語りました。

また、教育はもっとも重要な部門だとしました。

ミールサリーム氏は、「私見では、少数派の人々や政党、民間の機関や学術的、文化的組織の批判を受け入れなければ、いかなる政府も発展の道も歩むことはできない」と語りました。

ライースィー師は核問題や制裁の解除、アメリカやその他の国の政府による繰り返しの核合意違反について、「核合意のすべての問題にもかかわらず、双方が正式にそれを認めるべきだ」と語りました。

また、ローハーニー現大統領は核合意が実施されたそのときからすべての一方的な制裁は解除されると公約したが、人々の生活にそれはまったく反映されていないとしました。

ハーシェミータバー氏は、外交政策とテロ対策の優先事項について、「世界全体におけるイランの名誉を維持すること、あらゆる分野における正式に国交を認める国との協力関係を優先事項としている。しかしこれは、相手側がどのように見て、行動しているかにもよる」としました。

ローハーニー大統領は、イランのイスラム的な生活様式について、「これに関して、多くの適切な努力が行われており、我々は今日、人々がより大きな自由を感じているということを目の当たりにしている」と語り、「私たちがどのように人々に対応したいと思うか、知る必要がある。私たちはあらゆる分野で彼らがより能力を発揮するよう望んでいるのか、あるいは人々の生活にさらに干渉することを望んでいるのか」と述べました。

ジャハーンギーリー第1副大統領は、「イランの安全保障や防衛力について、我々は対話と平和に根ざしたイラン文化を確立することを必要としている。我々の豊かな文化は、侵略的な大国を打ち負かすことができるが、残念ながら、我々はそのようなあるべき力を使っていない」と述べました。

前回の大統領候補による討論会は、先月28日の金曜に行われました。

次回の討論会は、経済問題を中心に、5月12日に行われる予定です。

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