選挙におけるイラン国民の参加

イラン大統領選挙は、常にもっとも盛んで、最も魅力的な政治的、社会的なイベントとなっています。

１９日金曜もまた、歴史的な日となりました。イラン国民は、この日、宗教的、国民的な義務を果たす中で、団結を示しました。この自尊心を生み出す行動は、明らかに、永遠に残る足跡であり、よりよい将来と、イスラム共和制の栄誉を保証しました。このようなイベントは、数年に１回繰り返されていますが、毎回、より新しくなり、国民的、革命的な価値を生み出す要因となっています。最も重要なポイントとは、イラン国民の参加による英雄伝が見られること、それを決して低く評価すべきではないことです。このため、１９日の選挙は、７０％以上の投票率により、イスラム体制のソフトパワーを示す指標として、多くの有識者が注目しました。

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記は、２０日土曜夜、ローハーニー大統領の再選に対する祝辞の中で、「今回の選挙における、イランの偉大な国民の英雄伝的な参加は、改めてイスラム体制のソフトパワーを世界の人々に示し、この宗教的体制の安全保障と力強い基盤をこれまで以上に確かなものにした」としました。

イラン公益評議会・戦略研究センターのヴェラーヤティ所長も、投票所に足を運んだイラン国民の英雄伝は、敵に対する断固とした回答だとして、イランの力強さの最も重要な要素とは、聖なる防衛や生産活動、政治などの様々な場面における参加だとしました。

明らかに、イランの様々な出来事を伴うカレンダーには後世に残る記念日が多く見られます。イランのイスラム体制の運命を決定する時期においては、偉大な英雄伝的な動きが見られ、それは、成長や価値観の完成、イスラム体制の基盤の要素となりました。この動きの継続は、イスラム体制のダイナミズムや、人々と体制の分かちがたい絆の存在を示しています。今回も、この絆は人々の選挙への崇高な参加により、形作られたのです。

国民の選挙への参加は、明らかに偉大な功績であり、体制責任者の選択は、選挙の本質的な結果のひとつです。しかし、それよりも重要なのは、人々の選挙の参加による政治的、社会的な影響で、これはほかの指標と共に、イラン国民の能力と力を増す要因となります。政治評論家によれば、国民の実質的な力とは、国民の団結の中にあり、それは国民の文化的、民族的、宗教的な違いの中で、選挙において試され、国民がどのように団結し、国の運命にどれほど義務感を感じ、憲法にしたがって多数票を支持するかということを示します。今日、イラン国民は、情熱に満ちた精神と希望、力強い動機と価値観を持って、選挙に参加し、偉大な英雄伝を築くことで、自身のソフトパワーと体制のダイナミズムを、すべての世界の人々に示しました。

このため、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、２０日土曜、１９日の選挙に際したメッセージの中で、、「あらゆる場所で、すべての社会の人々が、投票のために長い列を作り、人々が盛大に熱意をもって選挙に参加したことは、イスラム民主主義体制の基盤が強固であり、皆が心から団結していることの明確な表れで、実質的な試練の場でイランとイランの人々に栄誉を与えた」と強調しました。

ハーメネイー師が強調したように、このような選挙への参加により、敵はイラン国民に対して行動を起こすことができなくなるのです。