週刊イラン
この1週間に起こった主な出来事です。 イランイスラム共和国の創始者、ホメイニー師の28回忌の追悼儀式が行われました。 イラン大統領選挙の結果が護憲評議会によって承認されました。 イラン司法府人権本部書記が、バーレーン政府の行動について国連事務総長に書簡を送りました。 そして最後に、学術や文化に関するいくつかのニュースをお届けします。
イラン国民は、イラン暦ホルダード月14日にあたる4日日曜、イスラム共和国の創始者であるホメイニー師の命日に追悼儀式を行いました。
この日、数十万人が、テヘラン南部のホメイニー聖廟を訪れ、ホメイニー師の命日の追悼儀式に参加し、ホメイニー師の後継者である最高指導者のハーメネイー師の表明に耳を傾けました。
ホメイニー師は、覇権主義との戦いの模範であり、疲れを知らない闘争家でした。彼は、イランのイスラム革命を勝利に導いただけでなく、世界の恵まれない人々や弱者、イスラム教徒を目覚めさせることで、闘争に必要な勇気を抱かせました。
ホメイニー師は、覇権主義体制から解放されるための唯一の道は、理不尽な大国に対して一致団結することだという強い信念をイラン国民の間に植えつけました。そのため、革命の目標や理念は当初から明らかであり、世界の覇権主義大国の支配下にあった国々の多くの国民にとって価値があり、理解のできるものでした。
ホメイニー師は、「国民の力」をソフトパワーとして、また「公正の追求」を国民の最大の要求として闘争に立ち上がり、二極体制から生まれた政治体制に挑みました。ホメイニー師は、真の力を示すのは国民であり、世界の大国の支持に頼らなくても、大きな政治的変化の下地を作ることができるということを示しました。この変化は、イスラム革命の勝利によって起こり、イスラム教の政治的な可能性と大きな力を世界の人々に示し、植民地主義への抵抗と支配からの解放の波を復活させました。
イスラム革命の勝利から40年近くが経過した現在、イランの革命的な価値観は今も息づいており、国際的な価値観に変わっています。イスラム革命は、ホメイニー師が描いた道を進む中で、各国の国民の権利の擁護を目標に掲げ、世界の多くの革命とは異なり、本来の道をそれることはなく、多くの妨害や圧力にもかかわらず、どのような状況の中でも、本来の理念と価値観から離れることはありませんでした。そのため、イスラム革命は、世界の政治、社会の分野において、真理を追求する流れの象徴となりました。こうして、ホメイニー師の偉大な動きは、地域や世界の根本的かつ大きな変化の起点となりました。
イラン護憲評議会は、先週、イラン大統領選挙の正当性を承認しました。イラン大統領選挙は、5月19日、イラン国内と世界102カ国で投票が行われ、現職のローハーニー大統領が、2300万以上の票を獲得し、再選されました。この選挙の有権者の数は5641万人で、投票率は70%以上と発表されています。
ローハーニー大統領は、先週水曜夜、「最近の重要な選挙での真の勝者はイラン国民であり、イスラム革命最高指導者だった」と語りました。
ローハーニー大統領は、選挙は、イラン社会にとって神の試練のひとつであるとし、「イラン国民はこの試練の中で世界の人々を前に栄誉を手にした」と語りました。
イラン司法府人権本部のラーリージャーニー書記は、国連の事務総長と人権高等弁務官に書簡を送り、バーレーン政府の治安面でのアプローチについて警告しました。ラーリージャーニー書記は、先週、国連のグテーレス事務総長への書簡の中で、バーレーンのシーア派高位聖職者ガーシム師に対する不当な判決の破棄と平和的な改革を求めました。
ラーリージャーニー書記は、グレーレス事務総長への書簡の中で、国民の平和的な抗議の弾圧、数十のモスクの破壊、形ばかりの裁判の実施、政治、宗教指導者の身柄の拘束、ガーシム師の市民権剥奪など、バーレーン政府による人権侵害の例を挙げ、「国際社会は、バーレーンの組織的な人権侵害を防ぐため、国連憲章や国際条約で定められた責務に則り、それを果たすべきだ」としました。バーレーンの専門家は次のように語っています。
「イラク、バーレーン、シリアをはじめとする中東の危機は、軍事的な方法では解決できず、政治的な対話が必要である。サウジアラビアなどの地域の一部の国は、外国の干渉に同調し、中東の情勢を悪化させている。このような干渉により、地域の情勢が不安定になっているが、中東に安定をもたらすためには、すべての国が協力する必要がある。この中で、国連には、あらゆる可能性や国際的なメカニズムを利用することが期待される。この問題により、大規模な人権侵害がバーレーンやイエメンで起こっている」
バーレーンでは、2011年2月から政府に対する国民の革命が起こっています。バーレーンの人々は、自由、公正の確立、差別の撤廃、民主政府の樹立を求めています。アメリカのトランプ大統領の地域訪問の影で、バーレーンのシーア派高位聖職者ガーシム師に対して政府から制限が行使されたことは、状況を悪化させています。バーレーンの専門家のお話です。
「この要求に応じるために、弾圧という手段を用いることはできない。このような状況の中で、国連が人権擁護に向けた措置や立場を取ることが不可欠だ。この問題を解決するために、国連は、国連憲章に基づいて、より効果的な役割を果たす必要がある」
イランはこれまで何度も、地域情勢に対する懸念を表明し、それをニューヨークの国連本部に伝えることを強調しています。イラン司法府人権本部の国連への書簡も、こうした懸念を物語っています。
今年、イラン製の衛星、「ナーヒード1」、「ドゥースティー」、「パヤーム」が、打ち上げられることになっています。このニュースは、先週、イラン航空宇宙機関によって発表されました。航空宇宙機関の宇宙開発関係者は、記者会見で、この機関の宇宙開発プロジェクトに触れ、「現在、シャリーフ大学の衛星「ドゥースティー」が、完全に発射準備を整えている」と述べました。
この関係者はまた、「イラン航空宇宙機関は、パールス1衛星プロジェクトも進めており、このプロジェクトは、イランの5つの大学と航空宇宙研究所によって実施されている」としました。さらに、イランは衛星製造の他、人間を宇宙空間に送るプロジェクトも進めているということです。
それでは最後に、イランの大学に関するニュースをお届けしましょう。
イランのハーシェミー科学技術副大臣は、「イランで作成された学術論文の数は5万を超えている」と語りました。ハーシェミー副大臣はさらに、「イランの18の大学が、世界の大学ランキングの上位に名を連ねている」としました。
ハーシェミー副大臣によれば、イランの大学は、イスラム革命の勝利後、大幅にその数を増やしたとし、「現在、イランの大学は持続可能な開発のために、質の向上と知識の生産に向かっている」と述べました。
それでは最後に、スポーツの話題です。ドイツのデュッセルドルフで開催された卓球の世界選手権で、イランの団体チームはシオニスト政権イスラエルとの対戦を棄権しました。この大会は、先月29日から今月5日まで開催されました。イランはそれまで、イタリア、ベトナムに勝利していましたが、第3戦でイスラエルとあたったため、この試合を棄権し、この行為によってイスラエルの犯罪と占領に対する抗議を示しました。