トランプ大統領とイランに対する脅迫についての最高指導者の見解
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、18日日曜夕方、イランの国境警備隊やイラン人の殉教者の遺族と会談し、アメリカ政府高官の最近の脅迫的で敵対的な発言に触れ、「アメリカ大統領による戯言は今に始まったことではない。イスラム体制は当初から、さまざまな陰謀に直面してきたが、イラン国民に悪意を抱く者たちは、何も成し遂げることができていない」と語りました。
ハーメネイー師は、イスラム体制を交代させるための努力に関するアメリカ政府高官の最近の発言に触れ、彼らに向かって次のように語りました。
「過去38年の間、あなた方がイスラム体制を交代させようとしなかった時期があっただろうか?そのたびにそれは失敗してきた。今後もこの状況は変わらないだろう」
過去半世紀のアメリカのイランに対する行動を見れば、アメリカが常に、イランを脅迫してきたことがわかるでしょう。脅迫は、ソフトな戦争の形で続けられており、アメリカがあらゆる手段によって、イスラム体制と革命にダメージを与えようとしていることを示しています。一方でイランは今日、アメリカと覇権主義体制に抵抗する国として知られており、この抵抗は、イランの国民とイスラム体制が、敵の本質を現実的に理解していることを示すものです。かつて、イラクのサッダームフセイン政権を支援し、中東を戦争と情勢不安に巻き込んだ敵は、現在、テロとの戦いを口実に、中東の政治マップを変更しようとしています。
イランのイスラム革命が勝利し、イスラム体制がアメリカをイランから退けて以来、アメリカの政治家は、共和党であろうと民主党であろうと、何度も脅迫を繰り返してきました。トランプ大統領が昨年の選挙で勝利すると、これによって、アメリカのイランに対する態度にどのような変化が起こるのか、レーガン、ブッシュ、オバマといった歴代大統領とトランプ大統領の間にどのような違いがあるか、この違いが、イランに対するアメリカの敵対の流れに新たな影響を及ぼすことになるのか、といった疑問が提起されています。
フランスの社会学者のマリセシル氏は、トランプ大統領の行動について次のように語っています。
「トランプ大統領は、イランへの敵対によって、地政学的な変更ではなく、経済的な目的を実現するために、西アジアのバランスを変えようとしている」
実際、地域の現在の状況や、トランプ大統領のような人物の出現は、アメリカの過去の政治家たちの遺産です。トランプ大統領と過去の政治家の行動に、本質的な違いは全くありません。とはいえ、トランプ大統領は彼らよりも経験が浅く、基本的に、ほとんど政治を理解していません。しかし、トランプ政権の人々が、実際にアメリカと世界で何が起こっているのかを理解するまでには、アメリカとその他の国々の損害になるような、多くの予期せぬ出来事が起こる可能性があります。
アメリカの政府関係者は、過去も現在も、イランにダメージを与えるためにあらゆる手段を講じてきましたが、イラン国民を攻撃する者は必ず、彼ら自身が損害を蒙るということを知るべきでしょう。
ハーメネイー師は次のように強調しました。
「敵も純粋な友人も、また時折恐れを抱いている友人も、皆、イスラム体制が完全に力強く立ちはだかっていること、敵がイラン国民にダメージを与えることはできず、逆にイラン国民の方が、彼らに平手打ちを食らわすことを知るべきだ」