イラン情報通信技術相、「アメリカの責務不履行を見逃すことはない」
7月 10, 2017 19:01 Asia/Tokyo
イランのヴァーエズィー情報通信技術大臣が、「イラン政府はアメリカの核合意の責務不履行に対して、あらゆる方法を活用し、これを見逃すことはないだろう」と強調しました。
ヴァーエズィー大臣は10日月曜、イルナー通信のインタビューで、「イランのローハーニー大統領とザリーフ外相は、アメリカの責務不履行に対抗措置をとる」としました。
また、「イラン国会の核合意監視委員会も、アメリカの責務不履行に対応する準備があると表明している」と述べました。
さらに、「核合意は2国間の合意ではなく、イランが核合意を締結した国として、アメリカの責務不履行に対して責任があるとともに、中国、ドイツ、フランス、ロシアなどのほかの締結国にも責任があり、自国の取り決めを維持する必要がある。アメリカが気候変動に関する協定を締結し、その責務に違反して離脱したとき、ほかの締結国がアメリカに抵抗しているのと同じだ」と語りました。
核合意は2016年1月、イランと6カ国によって実施されましたが、アメリカ政府は、この合意を締結したにもかかわらず、核合意に違反しています。
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