アメリカのイランに対する新たな制裁の可決、核合意の明らかな違反
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アメリカ政府によるイランとロシアへの敵対政策が続く中、アメリカ下院は、25日火曜夜、イランとロシアに対する包括的な制裁案を、賛成419、反対3で可決しました。この法案は、イランとロシアへの制裁を目的に、アメリカ上院で可決されていた法案の修正案となっています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
7月 26, 2017 15:25 Asia/Tokyo
  • アメリカ下院
    アメリカ下院

アメリカ政府によるイランとロシアへの敵対政策が続く中、アメリカ下院は、25日火曜夜、イランとロシアに対する包括的な制裁案を、賛成419、反対3で可決しました。この法案は、イランとロシアへの制裁を目的に、アメリカ上院で可決されていた法案の修正案となっています。

イランの防衛産業に関わる企業や団体、個人や法人の一部を対象とした今回の制裁は、核合意への直接の違反です。

トランプ大統領

 

これと同時に、トランプ大統領は、愚かな発言の中で、イランが核合意に対する取り決めを遵守しなければ、イランにとって非常に大きな問題が生まれるだろうと警告しました。

IAEA国際原子力機関や国連安保理の最新の報告は、イランが核合意の取り決めを完全に守っていることを認めており、アメリカの政府高官、トランプ大統領でさえ、イランは核合意を守っているとしています。政治問題の専門家であるフォアード・イーザディ氏は次のように語っています。

 

フォアード・イーザディ氏

 

「過去の制裁の内容とは異なり、今回は新たな幅広い内容が見られており、より多くの個人や団体がこの制裁に巻き込まれることになる」

 

この政治問題の専門家は、この制裁の可決に関するアメリカの口実に触れ、次のように述べました。

 

「S722の制裁は、ミサイル計画、人権、テロを口実に、イランのほぼすべての経済機構や企業を制裁の対象にする」

 

アメリカ当局の主張とは裏腹に、イランのミサイル防衛力や抑止力は、国際的な議定書に基づき、核協議とは何の関係もなく、核合意への違反ではありません。アメリカは、核合意だけでなく、気候変動対策に関するパリ協定やNPT核兵器不拡散条約など、数々の国際的な取り決めに違反しています。アメリカにとって好ましい合意とは、彼らの覇権主義や約束不履行、拡張主義的な利益が考慮されるものなのです。

1990年に当時のジョージ・ブッシュ大統領が新世界秩序構想を提示したとき、彼は、「政府はアメリカが打ち立てた法規の枠組みにおいて、あらゆる国際法規や国際条約を踏みにじることができる」と語りました。

このことから、地域の安全を脅かす存在としてイランを非難することは、根拠のない口実です。アメリカ政府は、現在、イランを核合意の崩壊の原因であるように見せようとしています。

イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のは、25日夜、テレビのインタビューで次のように語りました。

ファラーハトピーシェ議員

 

「実際、アメリカは、イランを核合意に違反させるための理由を探していた」

 

こうした中、イランは話し合いで決まった合意を尊重しており、このようなアメリカの罠にはまることはなく、アメリカは、全ての核合意の関係国と安保理に対して、その責任を果たす必要があるのです。