イラン最高指導者顧問、「イスラム世界は、ミャンマー政府の犯罪行為に沈黙しない」
(last modified Thu, 14 Sep 2017 12:45:38 GMT )
9月 14, 2017 21:45 Asia/Tokyo
  • ヴェラーヤティー氏
    ヴェラーヤティー氏

イランイスラム革命最高指導者の国際担当顧問を務めるヴェラーヤティー氏が、ミャンマー政府を西側の傀儡政権だとし、「イスラム諸国は、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマーの政府軍と過激派仏教徒の犯罪に抵抗する」と語りました。

ヴェラーヤティー顧問は14日木曜、「アメリカは、ミャンマー政府の犯罪の共犯者である」とし、「イスラム諸国は国際機関を通じて、この独裁政治を阻止するだろう」と述べました。

イランのガーズィーザーデ保健医療教育大臣も14日、ミャンマーのイスラム教徒の残忍な殺害を非難し、「イランからの医療スタッフや医療機材の提供に関して、特にWHO・世界保健機関を初めとする国際機関との間でやり取りが行われた」としました。

ロヒンギャ族の難民

 

先月25日から現在までに、ミャンマー西部ラカイン州ではロヒンギャ族のイスラム教徒に対する政府軍の新たな攻撃により、6000人以上が死亡したほか、8000人が負傷し、数十万人が隣国のバングラデシュに避難しています。

ラカイン州では、2012年からミャンマーの政府軍と過激派仏教徒による、ロヒンギャ族のイスラム教徒の攻撃が行われていますが、同国に在住する100万人のロヒンギャ族のイスラム教徒は、市民権を与えられていません。