イラン外相、「核合意破棄の選択肢もイランに残されている」
-
ザリーフ外務大臣、CNNの独占インタビュー
イランのザリーフ外務大臣が、アメリカが核合意を破棄する可能性があるということに反応し、イランには核合意を破棄し、速やかに平和的な核計画を元に戻すなど、いくつかの選択肢があるとしました。
国連総会に出席するため、アメリカ・ニューヨークを訪問しているザリーフ外相は、現地時間の23日土曜昼、CNNの独占インタビューで、イランの外交政策、特に核合意に関する質問に答えました。
ザリーフ外務大臣は、CNNのジャーナリスト、ファリード・ザカリア氏のインタビューで、アメリカが核合意を破棄した場合のイランの反応についての質問に答え、「イランは多くの選択肢を持っており、核合意の破棄、速やかに以前の核計画に戻ること、自発的に受け入れた制限を解除することなどがその選択肢だ」と語りました。
また、イランの防衛の必要性について、数ヶ月前に行われたトランプ大統領のサウジアラビア訪問の際、サウジアラビアが莫大な額の兵器を購入したことに触れ、イランはミサイルシステムなどの必要な防衛装備を生産しているが、これはアメリカや西側諸国の怒りを招いているとしました。
さらに、イラン・イラク戦争において、イランの都市がイラクのサッダーム軍から頻繁にミサイル攻撃を受け、多くのイラン人が殉教、負傷したことに触れ、「この時代、サッダームはアメリカや一部の西側諸国と友好関係にあり、だれもこの攻撃に関して抗議を行わなかった。一方で、イランは国土防衛のためのミサイルはひとつも持っていなかった」と述べました。
ザリーフ外相は、インタビューの一部で、ザカリア氏からアメリカのトランプ大統領へのメッセージは何かと聞かれたとき、「現実的になることがアメリカのためだと考えている」として、われわれの地域の現実は明らかで、40年間に渡りこのような形だったと強調し、残念ながらアメリカはこの現実から目をそむけることを決めており、この誤りにより、失敗しているとしました。
ザリーフ外務大臣は、ニューヨークで行われた、イラン、オマーン、インドの外相会合のあと、核合意は国連安保理の支持を受けた国際的な合意だとして、「アメリカを含むすべての国は核合意を尊重すべきだ」と強調しました。