イラン、露、アゼルバイジャンが共同声明に調印
イラン、ロシア、アゼルバイジャン共和国の首脳らによる3者協議が1日水曜、共同声明の調印により終了しました。
イルナー通信によりますと、イランのローハーニー大統領は、この共同声明に調印した後、ロシアのプーチン大統領、及びアゼルバイジャンのアリエフ大統領と共同記者会見し、「イラン、ロシア、アゼルバイジャンはヨーロッパとアジアを結ぶ南北のルート上に位置している」と語っています。
また、テヘラン経済会合での決定事項にふれ、「この3カ国は、二国間及び3カ国間の通商取引における自国の通貨の利用と、金融関係の円滑化を目指している」と述べました。
さらに、「この3カ国による3者協議はいずれも、この3カ国間の協力や交流にとっての新たな一歩となる」とし、「モスクワで実施される次回の三者協議で、3カ国間の関係拡大に向けた新たな一歩が踏み出されるよう希望する」としています。
イラン、ロシア、アゼルバイジャンによる第2回3者会合は1日水曜、テヘランで実施されています。
イランのラヒームプール外務次官は、「今回の3者会合の主な議題は、経済、政治、地域的な安全保障面での協力だった」と語りました。
今回の三者協議の傍ら、プーチン大統領がイランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師、及びローハーニー大統領と会談し、これは世界のメディアで重要な出来事として報じられています。
第3回イラン・ロシア・アゼルバイジャン首脳会合は、来年ロシアで実施されます。
なお、第1回目のこの会合は昨年、アゼルバイジャンの首都バクーで実施され、3カ国の首脳は地域の大きな問題、特に南北ルートを通じた運輸問題のほか、電力エネルギー、石油・天然ガスを含む経済問題や三国間の経済協力の拡大をめぐり合意しています。