欧州対外活動庁副事務局長、「核合意に関する再協議はありえない」
11月 22, 2017 21:47 Asia/Tokyo
欧州対外活動庁のシュミット副事務局長が、IAEA国際原子力機関は9回にわたり、イランの核合意履行を認めているとして、「核合意に関する再協議はありえない」と強調しました。
イルナー通信によりますと、シュミット副事務局長は、21日火曜、イラン中部のイスファハーンで行われた「原子力協力、その進展と展望」という会合で、EUはイランとの関係拡大を責務としているとして、「核合意は原子力の平和利用に向けた協力の文化を示すものだ」と語りました。
また、核合意以降のイランとEUの原子力協力の拡大に触れ、「核合意はイランの平和的核活動の拡大と透明化の要因となり、イランの研究者は自由に国際的な研究者と意見交換することが可能になる」と述べました。
さらに、核合意はイランとEUの協力の大きな潜在性だとして、核の安全は、双方の協力の始発点だとしました。
欧州委員会・エネルギー総局のリストリ局長も、この会合で、「EUはイランの平和的な核活動を支持する」と語りました。
この会合は、イランとEUの高官による3回目の会合として、21日火曜、イスファハーンで開幕しました。