イランと6ヶ国の代表による核合意合同委員会がオーストリア・ウィーンで開始
12月 13, 2017 21:56 Asia/Tokyo
イランと6ヶ国の代表による第10回核合意合同委員会が、オーストリア・ウィーンで開始されました。
イラン代表団を率いるアラーグチー外務次官は、今回の会合の主要な議題は核問題やイランに対する核合意の取り決め、核合意の関係国とイランの協力、対イラン制裁などの問題だとしました。
イランと6ヶ国の代表による核合意合同委員会は、3ヵ月ごとに外務次官レベルや、専門家レベルで開催されています。
第9回核合意合同委員会は、今年9月19日、アメリカ・ニューヨークにある国連本部で開催されました。
EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表も、イランと6カ国による核合意の重要性を改めて強調し、核合意の維持は必須事項の1つだとしました。
ファールス通信によりますと、モゲリーニ上級代表は、フランス・ストラスブールでの欧州議会の会合において、「ヨーロッパは、安保理にも承認されている多国間条約の弱体化を容認しない」と語っています。
イランと6ヶ国による核合意は、2016年1月から実施されていますが、6ヶ国の一員であるアメリカは、常にこの合意の実施を妨害しています。