ロシア国連大使、「国連には、イランに疑惑をかける問題は存在しない」
2月 01, 2018 21:51 Asia/Tokyo
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ロシアのネベンジャ国連大使
ロシアのネベンジャ国連大使が、イランに疑惑をかける問題は存在しない、としました。
フランス通信によりますと、ネベンジャ国連大使は31日水曜、イエメンが使用しているミサイルがイランで製造されたものだとするアメリカの主張に反論し、「国連には、イランに疑いをかける問題は存在せず、現在イエメン軍が保有している兵器は、かなり前のものだ」と語っています。
また、「イランは、イエメンへの兵器の提供を強く否定している」とし、「イエメンがサーレハ元大統領の時代だったころ、多くの国がイエメンという兵器市場をめぐり競い合っていた」と述べました。

昨年11月、イエメン軍は、サウジアラビアの首都リヤド近郊にある、キングハリド国際空港に弾道ミサイル1発を撃ち込んだことを明らかにしました。
アメリカのヘイリー国連大使は最近、このミサイルがイラン製のものだと主張し、他国の国連大使らに、このミサイルの残骸への調査のためにアメリカの首都ワシントンを訪問するよう呼びかけていました。

アメリカがイランに対し、こうした根拠のない疑惑を提示している一方で、多くの人権擁護機関では、サウジアラビアへの大量破壊兵器の売却の継続を理由にアメリカを非難がこれまで以上に高まっています。
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