イラン外務省が人権特別報告者の対応を非難
3月 16, 2016 21:40 Asia/Tokyo
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官が、イランを担当する国連の人権特別報告の差別的な対応を非難しました。
ジャーベリーアンサーリー報道官は、国連人権理事会の会議に提示されたアフマド・シャヒード特別報告者の報告に対して、「この種の報告は、複数の国の見解に基づき、一部の国を標的にするために人権の国際政策を悪用することで作成されている」としました。
また、「差別的な対応は世界レベルでの人権の状況を改善するどころか、遺憾なことにそれを各国の間の政治的争いのレベルにまで下げ、長期的に見ると世界レベルでの人権の弱体化につながる」と語りました。
さらに、「アフマド・シャヒード報告は、内容の点から偏っており、政治的な目的を伴って差別的に作成されたもので、方法の点からも、この報告はバランスに欠けており、主観的である。また事実に注目する以上に、不確かな情報に基づいて作成されている」としています。アフマド・シャヒード特別報告者は新たな報告の中で、イランに対して根拠のない疑惑を投げかけています。
アフマド・シャヒード氏はこの報告中で、以前同様、イランの人権状況に関する懸念を人権理事会に伝えようとしています。
この報告はスイス・ジュネーブでの国連人権理事会で票決にかけられることになっています。
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