フランス外相のテヘラン訪問
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ルドリアン外務大臣
5日月曜未明、フランスのルドリアン外務大臣がテヘラン入りしました。
フランス外相のイラン訪問では、政治、経済協力や地域・国際問題に関する話し合いの他、マクロン大統領のイラン訪問の準備が行われるということです。
こうした中、ルドリアン外相は、テヘラン訪問を前に、イランのミサイル計画は、フランスやそのパートナー国の懸念材料になっていると主張しました。この発言に対し、イランのザリーフ外務大臣が反発しました。
ザリーフ外相は、4日日曜夕方、テヘランで記者会見し、西側は、イランのミサイル能力に対する立場をはっきりさせるべきだとし、「ヨーロッパがイランの防衛能力に関する議論を提起するのであれば、地域に数千億ドルの武器が売却され、この地域が火薬庫になっていることに対しては、どのような立場をとるつもりなのか」と述べました。
ルドリアン外相の発言は、フランスの政府高官のこれまでの立場に注目すると、それほど驚くことではありません。
国際関係の専門家、ファラジーラード氏は、次のように語っています。
「フランスは、ペルシャ湾岸のアラブ諸国と同調せざるを得なくなっている。なぜなら、サウジアラビア、カタール、バーレーンへの武器の売却は、フランスにとって重要な収入源のひとつだからだ」
こうした中、ザリーフ外相は4日の発言の中で、レッドラインを明らかにし、「ヨーロッパが今回の話し合いを、アメリカの要求や主張に応じるためのものにしようとするのであれば、それは政治的な動きであり、事実に反する問題だ」と述べました。
フランスは、核合意を支持する一方で、アメリカの世論操作に追従し、イランのミサイル防衛力は地域の安定を崩す懸念材料だとしています。とはいえ、フランスの政治家は、自分たちの政策を他国とは関係のない独立したものであるように示そうとしていますが、フランスのアメリカへの同調は、そのような見解とは反対の事柄を示しています。明らかに、イランは、脅威の種類に即して、自国の防衛力を向上させます。
「ヨーロッパは、核合意への違反などのアメリカの行動に対抗すべきであり、イランの防衛力や地域におけるイランの役割といった問題において、アメリカに同調するのをやめるべきだ。我々は、アメリカの理不尽な要求へのヨーロッパの同調を決して受け入れない」
これまでの経験から、イランに対する理不尽な要求や脅迫的な発言は、必ず失敗に終わることが分かっています。イランのローハーニー大統領は、4日、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、核合意に関する追加協議についてささやかれていることに触れ、「現状において重要なのは、EUがアメリカに、核合意を完全に遵守させようとすることだ」と強調しました。
テヘランで行われる協議により、フランスが、イランとの関係において透明かつ論理的な立場を取っていること、トランプ大統領や一部のペルシャ湾岸諸国の反イランの主張や吹き込みの影響を受けていないことが示されるよう期待されています。
こうした中、アメリカの著名なアナリスト、ガレス・ポーター氏は、「ヨーロッパがアメリカの前に頭を垂れるか否か、注視する必要がある」と語っています。