駐英イラン大使、「イランはアメリカの核合意違反を提訴する」
3月 08, 2018 17:24 Asia/Tokyo
イギリス駐在のバイーディネジャード・イラン大使が、「イランは来週、アメリカの核合意への違反を提訴する意向だ」と語りました。
バイーディネジャード大使は、7日水曜、共同通信のインタビューで、「アメリカは、核合意が実施されて以来、この合意に違反してきた。そのためイランは、来週、IAEA国際原子力機関のオーストリア・ウィーンにおける会合で、アメリカを提訴する意向だ」と語りました。
イランと6カ国の外務次官級の核合意合同委員会の会合も、来月16日にウィーンで開催されます。
ヨーロッパ諸国は、来週のウィーンの会合の前日に、ドイツのベルリンで、イランのミサイル・核問題に関する協議の下地を整える目的で、アメリカの関係者と会談する予定です。
バイーディネジャード大使は、「イランと6カ国は、核合意の中で、この合意は独立した問題であり、他の問題には関係がないことで合意していた」と語りました。
イランと6カ国の核合意は2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府はこの合意の一員でありながら、常に、その実施において取り決めを履行していません。