イラン外相、「西アジアの問題の解決法は、直接対話」
3月 21, 2018 19:37 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、現状の正しい理解、地域の好ましい状況に関する共通の理解への到達、好ましい状況に至るための方法は、イランと地域諸国の前にある3つの根本的な問題だとし、「西アジアの問題を解決する方法は、直接対話だ」と語りました。
テヘラン発行の新聞「イラン」が20日火曜に伝えたところによりますと、ザリーフ外相は、「これらの問題の解決は、すべての国の安全や平穏を確保するものになるだろう」と語りました。
また、「地域諸国は、イラクにおける偽りのイスラム政権の領土問題を克服したが、安全保障面の好ましい状況に至るまでには、かなり隔たりがある」としました。
さらに、「テロや過激派は未だに活動を行っており、地域や世界の脅威と見なされる」と語りました。
ザリーフ外相は、強力な地域というイランの構想に触れ、「強力な地域という構想は、他国の排除や優位主義に反対することであり、これに基づき、地域諸国のそれぞれの利益の確保は、すべての地域諸国の利益の確保にかかっている。ライバル国を排除し、有力国になるための努力は、緊張を生み、原則的には不可能なことだ」と述べました。
また、地域が、テロ、環境問題、移民の増加といった多くの問題に直面している中で、近隣諸国の緊張や兵器競争は、地域の人々にさらに多くの負担を強いることになるだろうと述べました。
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