イラン国家安全保障最高評議会書記、「欧米は、イランのレッドラインを越えれば敗者になる」
4月 24, 2018 19:18 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「ヨーロッパが戦略的な過ちによって、アメリカの理不尽な要求に屈し、トランプ大統領の支持を得るためにイランのレッドラインを越えれば、彼らは間違いなく、敗者になるだろう」と語っています。
シャムハーニー書記は、24日火曜、テヘランで、フランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相が、トランプ大統領を説得して核合意を遵守させるためにアメリカを訪問することに触れ、「核合意は内容が一貫した合意であり、修正や変更が加えられたり、その取り決めが完全に履行されないことは、その崩壊を意味し、核合意の消滅となんら変わりがない」と強調しました。
さらに、「イランの平和的な核活動は、完全に国産のもので、国内の技術に基づいている」と述べました。
また、「イランは、地域の安定とテロとの戦いのために、大きな代償を支払ってきた。そのため、アメリカ、シオニスト政権イスラエル、その一部の地域の同盟国の情勢を悪化させる行動の拡大に対し、黙っていることはできない」と語りました。
さらに、もしシオニスト政権が、威嚇の時代は終わったことに気づいていないのなら、その愚かさの代償を支払うべきだと述べました。
シャムハーニー書記は、サウジアラビアによるイエメンの人々の殺害と、イエメン政治最高評議会議長の殉教を非難し、「政治指導者の殺害は、対話からの逃避であり、政治的な解決法や論理からの逸脱を意味する」と強調しました。