イラン大統領、「核合意離脱によるアメリカの負担が大きい」
4月 25, 2018 17:03 Asia/Tokyo
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ローハーニー大統領
イランのローハーニー大統領が、「核合意からの離脱は、アメリカにとって非常に高くつく」と語りました。
ローハーニー大統領は24日火曜、イラン北西部の町タブリーズで、「戦争は、意志の戦争であり、未来に希望が持てないことは、一国の国民にとっての最大の危険である」とし、「アメリカが核合意を踏みにじれば、最大の負担を強いられるのはアメリカで、逆にイランは最小限の負担となるだろう」と述べています。
また、「トランプ氏は、アメリカ大統領に就任して以来、常に核合意からの離脱の意向を表明してきたが、それには大きな負担がついて回ることから、これまでその決定を実行できていない」としました。
さらに、「今日、世界で2つの国を除くほかのすべての国は、核合意の維持の必要性を強調しており、この合意からのアメリカの離脱は誤った行動だとしている」と語っています。
ローハーニー大統領はまた、「トランプ大統領自身は、漁夫の利を得ており、イランが危険因子だという口実のもと、地域諸国を搾取している」と述べました。
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