イランでガドルの夜の儀式
6月 04, 2018 03:02 Asia/Tokyo
イランの人々が、イスラム教でコーランが下されたとされるガドルの夜を迎え、モスクや宗教施設で、この夜の儀式を行い、神に祈りを捧げました。
ガドルの夜は、ラマザーン月19日、21日、23日と3夜あり、3日日曜夜は、その最初の夜にあたりました。
また4日は、シーア派初代イマーム、アリーが敵に襲われた日でもあり、イランの人々は、モスクや宗教施設で夜通し祈りを捧げました。
西暦661年、イスラム暦4年のラマザーン月19日未明、イマームアリーが朝の礼拝を行っていたところ、イスラムに反対するイブン・モルジャム・モラーディという人物が彼の頭部に剣を下ろしました。
イマームアリーは、その2日後のラマザーン月21日に殉教しました。
ガドルの夜、イスラム教徒は、コーランを頭上に載せ、夜通し、神に特別な祈祷を捧げます。