地域の海域の安全を保障するイラン
「イスラム革命40周年を前に、敵の脅迫や制裁は頂点に達しているが、軍事的な脅迫は実際の行動を伴わない。なぜなら、敵は重い代償を支払うことになり、またソフトな戦争は混乱に陥るからだ」
イランイスラム革命防衛隊のジャアファリ総司令官は、27日金曜、テヘランにて民兵組織バスィージの学生の前で演説し、次のように述べました。
「もし軍の能力がアメリカ大統領に伝えられれば、決してこのような間違いをおかすことはなく、石油に関する制裁も、簡単に回答することができることがわかる」
ジャアファリ総司令官の声明は、イランは軍事的な制裁や経済的な圧力行使を恐れているという、アメリカの計算上のミスに対する迅速な回答でした。アメリカは誤った分析により、嘘と脅迫により、地域のバランスを変えられると期待していました。しかし、これに関して、地域の安全を保障する上でのイランの否定できない役割という、否定できない事実に直面したのです。
イランは現在、地域の安定と、経済的に重要な役割を果たしているホルモズ海峡の集団的安全保障に関して、大きな役割を果たしています。言い換えれば、イランはペルシャ湾とホルモズ海峡において、優勢な力を持つ大国なのです。一方で、これは、この重要な航路における航行の安全を保障していることを意味します。
イランのサイヤーリー海軍司令官は、これに関する明確な分析の中で、次のように語りました、
「イランは繰り返し、外国の駐留が地域の安定確立の要因とならないどころか、地域の安全を危機に陥れると表明している」
地域の歴史を見ると、西側のペルシャ湾における進出は、どんな状況でも植民地主義的な目的を伴っていたことが明らかです。植民地主義国イギリスが地域に進出していた時代から、その後、アメリカ軍が地域に流入するようになるまで、ペルシャ湾は常に地域の陰謀や対立にさらされてきました。また、彼らは、地域に情勢不安のみをもたらしています。一方で、地域の安全は地域諸国の存在によってのみ保障されてきたのです。
明らかに、イランの軍隊は地域においていかなる場合でも実質的な力を持っており、あらゆるレベルでのイラン国民に対する脅迫に対して、後悔するような断固とした回答を示してきました。イランのローハーニー大統領は、先週、イラン産石油を輸出させないとしたアメリカに対して回答し、次のように語りました。
「トランプ大統領、イランは歴史の中で、地域の航路の安全を守ってきたことを知るべきだ」
明らかに、ペルシャ湾、ホルモズ海峡とその東部、インド洋北部、オマーン海のイランによる安全保障から生じた利益を享受しているのは、すべての国なのです。