中国CNPCが、仏トタル社に代わり南パールス第11フェーズ開発の筆頭に
8月 12, 2018 17:09 Asia/Tokyo
CNPC中国国営石油会社(・中国石油天然気集団)が、イランの南パールス油田の第11フェーズの開発の80.1%のシェアを獲得し、フランスのトタル社に代わって、このプロジェクトの筆頭企業に浮上しました。
イルナー通信によりますと、イラン国営石油会社のモスタファヴィー投資・営業主任は11日土曜、「CNPCは、世界の5大石油大手とされ、世界の著名な石油企業との競争により、急速に成長してきている」と述べています。
また、「イランと中国の大手企業の協力は、当社にとって戦略的な側面を有している」としました。
先月3日、イラン国営石油会社は、南パールス油田第11フェーズの開発に向けて、トタル社を筆頭とする国際合弁企業との契約を締結しました。
この契約により、トタル社を筆頭にCNPCとイランのペトロパールス社も参入しての、一大国際コンソーシアムが結成されました。
この契約では、このコンソーシアム全体に占めるトタル社のシェアは50.1%で、CNPCが30%、ペトロパールス社が19.9%となっていました。
また、この契約に定められた取り決めにより、トタル社が撤退した場合には、CNPCにそのシェアが譲渡され、コンソーシアム全体のリーダーとして活動することになっています。