イランの経済問題とアメリカとの協議に関する最高指導者の見解
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、13日月曜朝、数千人の国民を前に、イランの経済状況や、アメリカが脅迫と制裁と同時に協議を呼びかけていることについて重要な表明を行いました。
ハーメネイー師の表明は、2つの重要な問題を強調するもので、経済問題が起こった原因と、アメリカがイランとの協議を提案した目的について分析する上で重要になっています。
ハーメネイー師は、アメリカの制裁と、イランの経済問題と制裁の関係に触れ、次のように強調しました。
「制裁の影響がないとは言わない。だが、最近の経済問題は主に、さまざまな政策や行動に関するものだ。もし政策や行動が改善され、しかるべきときに確かな措置が講じられれば、制裁の影響はそれほど大きくはなくなり、それに対抗することができる」
ハーメネイー師はまた、アメリカとの協議について、制裁、戦争、協議に関するアメリカの政府関係者の礼を失した発言に触れ、次のように語りました。
「戦争になることはなく、協議も行わないと強調する。とはいえ、彼らは戦争についてははっきりと語っていない。だが、イラン国民や臆病な人々を恐れさせるために戦争の幻影を作り出し、それを誇張しようとしている」
ハーメネイー師は、協議とは、外交慣習においては取り引きだとし、このように述べています。
「我々は、経済、政治、文化の点で、納得のいく力に達し、彼の圧力の影響を受けなくなったとき、アメリカとの協議という危険なゲームに挑むことができる。だが現在の状況では、協議は間違いなく我々の不利になり、禁じられる」
ここ数年の経験から分かるように、すべての経済問題を核合意に関連付け、アメリカとの協議といった議論に頼ることは、大きな過ちです。実際、敵は、政治的な流れを2つに分け、国民の統一に亀裂を生み出そうとしています。
明らかに、不正を行う人々や、汚職にかかわる人々への対処は真剣に追求される必要があります。国民が知りたいのは、なぜ、為替や金の価格の変動が、国民の経済生活を圧迫し、経済危機の発端、弱点にならなければいけないのか、ということです。
ハーメネイー師は、これについて、経済状況に対する包括的な分析の中で、国内の一部の活動や行政の弱点を批判的に捉え、次のように語りました。
「為替と金が誤って分配されるとき、この分配には、受け取る者と与える者が存在する。我々は常に、それを受け取る者ばかりに注目しがちだが、主な責任は、それを与える者にある。裏切りとは呼ばないが、大きな過ちである」
ハーメネイー師のこの問題に関する表明は明白なものであり、限度を超えた行動を控えるよう強調すると共に、司法機関の責務の遂行を強調しています。ハーメネイー師は、次のように語りました。
「“政府は退陣すべきだ”と語る人々は、敵の計画に貢献している。政府は留まるべきであり、力強く、問題の解決において責務を果たさなければならない」
重要なのは、現実的な見方に基づいて、正しく問題に対応することです。ハーメネイー師が繰り返し語ったように、経済問題は、国内の豊かな可能性を支えにすることで解決できると深く信じることが必要です。過激なスローガンを叫んでも、問題は解決しません。そのため、ハーメネイー師の今回の表明は、アメリカとの協議に関する議論と経済問題に対する現実的な分析だと言えるでしょう。