イラン南部ホルモズガーン州で、独自の海上儀式レズィーフハーニーが実施
8月 29, 2018 16:29 Asia/Tokyo
イラン南部ホルモズガーン州で、レズィーフハーニーと呼ばれる、他にはあまり見られない独特の海上儀式が実施されています。
この儀式は、ある航海の全般を表現するもので、音楽やパフォーマンスにより航海の醍醐味や苦難の瞬間を物語っています。
ホルモズガーン州の伝統儀式や慣行儀礼は、ペルシャ湾に関連する古い文化や本質に根ざしたもので、過去の世代から次の世代へと伝承され、現在ではこの州の原住民により実施されています。
この中で演奏される音楽も儀式も非常に美しく、聴く者の心に響くものです。
なお、この儀式はかつては剣を振りかざしての舞踊でしたが、文明的な変遷の必要性から現在では竹を使った舞踊に変わっており、それは人々の同調や団結の促進がこめられています、。
また、この儀式では音楽を奏でる楽師たちに加えて、15人から20人で構成される2つのグループが起用され、竹を持ってスワヒリ語やアラビア語による独自の歌詞を音楽に合わせて朗誦し、さらにイスラムの預言者ムハンマドとその一門を思い起こし、彼らに祝福あれと祈願します。
レズィーフハーニーの伝統的な儀式は、イラン南部のほかの地域であるバンダルレンゲ港、ゲシュム島、ラーフト埠頭、ラーラク島、ハミール埠頭でも実施されます。
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