イラン外務省がテロを受けてオランダ大使、デンマーク大使、イギリス公使を呼び出し
-
イラン外務省
22日土曜にイラン南西部アフワーズで発生したテロを受けて、イラン外務省がイラン駐在のオランダ大使とデンマーク大使、イギリス公使を呼び出しました。
イルナー通信によりますと、イラン外務省のガーセミー報道官は、22日土曜夜、「この呼び出しは個別に行われ、オランダとデンマークの大使は、アフワーズで22日発生したテロに関与したテロ組織のメンバーの一部の滞在に関して、イランからの厳重な抗議を受けた」と語りました。
ガーセミー報道官はまた、イギリスは大使が不在だったことから、公使が呼び出されたとして、イラン側からすれば、テロ組織アルアフワーズィーヤにロンドンに拠点を置くテレビ局を通じて犯行声明を発表させたことは、決して受け入れられないと強調しました。
イラン外務省のアラーグチー政治担当次官は、オランダとデンマークの大使、イギリスの公使の呼び出しにふれ、「イランは西側政府に対して、アフワーズのテロに関与したすべての人物を逮捕し、公正な裁判を行うために、イランに引き渡すことを期待している」と述べました。

アラーグチー次官はまた、「テロに対するダブルスタンダードは受け入れがたく、西側諸国はテロとの戦いを主張することはできない。また一方で、テロリストに滞在場所やメディアを使わせている」と語りました。
さらに、テヘラン駐在のアラブ首長国連邦の公使も、23日日曜、この国の関係者がアフワーズのテロリストの犯罪を支持する中で、偏った発言を行ったことから、イラン大使館に呼びだされることになるとしました。
テロ組織アルアフワーズィーヤは、22日土曜、アフワーズで行われていた軍事パレードの中で、観客に向けて発砲し、これにより、25人が殉教、60人以上が負傷しました。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。