イラン国連大使、「国際社会は、アメリカの一方的な行動に対抗すべき」
イラン国連大使が、「アメリカの一方的な行動は、法の支配や国連憲章、多極主義に反する」とし、「国際社会はアメリカの一方的なやり方に対抗すべきだ」と強調しました。
イランのホシュルー国連大使は9日金曜、国際的な平和と安全保障を議題とする安保理会議において、「アメリカの一方的な行動や利己的な政策は、国際協力や多極主義を危険に陥れている。そうしたアメリカの行動の結果が、国連人権理事会やユネスコ、気候変動対策に関するパリ協定やイラン核合意といった、国際的な舞台・条約からの離脱だ」と語りました。
また、イラン核合意からの離脱と一方的な制裁の再発動は安保理決議2231への違反だとし、「国連史上、アメリカは拒否権を有する安保理常任理事国として初めて、安保理決議への違反ではなく、遵守を理由に他国の国民を処罰している」と述べました。
さらに、「このような行動は、国連憲章や国際関係に対する深刻な脅威であり、これに対する迅速かつ本格的な回答を与える必要がある」としました。
ホシュルー大使はまた、「IAEA国際原子力機関の12回にわたる報告によれば、イランは自らの取り決めを全て完全に履行している。また今後も自らが獲得する利益に応じて、自らの取り決めを引き続き実行するだろう」と語りました。
安保理会合においては、多くの国の政府が、多極化促進の必要性を支持するとともに、アメリカの一方的な行動や核合意に対する政策を公然と批判しました。
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