イラン国会議長、「アメリカのテロ対策は誠実ではない」
11月 11, 2018 18:51 Asia/Tokyo
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イランのラーリージャーニー国会議長
イランのラーリージャーニー国会議長が、アメリカがテロ組織ISISを作り出したとして、「アメリカのテロ対策は誠実ではない」と語りました。
IRIB通信によりますと、ラーリージャーニー国会議長は、ブラジル上院の安全保障外交政策委員会のFernando Collor委員長とテヘランで会談し、アメリカのトランプ大統領の行動は、世界的に好ましくない状況を生み出しているとして、「核合意の離脱により、イランを混乱させられると考えたのだろう」と述べました。
ラーリージャーニー国会議長はまた、トランプ大統領は歴史を学んでおらず、相談することが必要だとして、イランは20世紀の世界大戦のあとにできた国ではなく、イランは数千年の歴史を有しており、自国で問題を解決する国だとしました。
Collor委員長もこの会談で、トランプ大統領は国際法規を尊重していないとして、各国はアメリカ政府をはじめとした、世界各国の関係を損なう横暴な人物に対して、黙っているべきではないとしました。
また、サウジアラビアの体制批判的なジャーナリストのカショギ氏の殺害事件にふれ、この事件に関してアメリカが沈黙しているのは、1400億ドルのサウジアラビアへの武器輸出が理由だとしました。
さらに、ブラジルは他国とともにイランとともにあるとして、経済、貿易をはじめとしたイランとの様々な分野での関係拡大を求めました。
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