イラン最高指導者、「イラク人の兄弟と共にあり続ける」
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イラクのサレハ大統領との会談において、「イランは常に、イラクの同胞と共にあり続けるだろう」と語りました。
ハーメネイー師は17日土曜、サレハ大統領及びその随行団と会談し、「悪意を抱く者たちの陰謀に対抗し、困難を克服する方法は、イラクにおける国民の団結の維持、敵と味方を正しく識別する事、敵への抵抗、そして若者の力に依拠することである」と述べました。
また、イラクでの議会選挙が成功裏に開催され、新たな大統領や首相、そのほかの体制責任者の選出、安定の確立に満足の意を示し、「イラク国民が専制主義の時代を経て、独立や選択の権利、選挙権を有している現在、悪意を抱く一部の国や政権は、イラク国民にこの勝利と偉大な業績を享受させず、また、イラクや地域に平穏を与えないよう求めている」としました。
さらに、「こうした陰謀への対抗方法は、アラブ人、クルド人、シーア派、スンナ派のイスラム教徒を含めた全てのイラク人の団結の維持と強化である」と語りました。
ハーメネイー師はまた、「対外政策ににおいては、敵と味方を正しく正確に識別する事が極めて重要である」とし、「地域や地域外の一部の政府は、イスラム、シーア派、スンナ派、そしてイラクに対し強い憎悪と怨恨を抱いており、イラクの内政に干渉している。だが、これに対して力をもって抵抗し、特に恥も外聞もわきまえない敵への抵抗に関しては、決して容赦してはならない」と述べています。
さらに、「イランの体制責任者は、イラクとの協力拡大に向けた強い意志を固めており、自分もこれを信じて疑わない」とし、「進歩、独立した、強く親愛なるイラクは、イランにとって極めて有益であり、我らはイラクの同胞とともにあり続けるだろう」としました。
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