駐英イラン大使、「英独仏の対イラン金融ルートが登録」
イギリス駐在のバイーディーネジャード・イラン大使が、「正式な情報によれば、イランとイギリス、フランス、ドイツの間の金融取引ルートSPVが登録され、数時間後に発表される見込みだ」と語りました。
ファールス通信によりますと、バイーディーネジャード大使は31日木曜、ツイッター上で、「この特別金融組織INSTEXの本拠地は、フランス・パリに置かれ、英独仏のヨーロッパ3カ国がその株主となり、総裁はドイツ人だ」と述べています、
この特別金融組織は、いわゆる通商取引手段であり、これによりアメリカの制裁にも拘わらずイランとの協力が可能となります。
ドイツのニュース局NDRも31日木曜、「英独仏の3カ国は、正式にイランとの金融取引を目的としたルートを設置した」と報じました。
この報道によりますと、この金融ルートの本拠地はフランスであり、さらにドイツ人銀行関係者もその責務を請け負い、イギリスが監視団の団長を務め、これらの国の外務省から1人ずつ参画することになっています。
さらに、これ以外のヨーロッパの国もこの3カ国に加わる事が可能です。
この特別金融ルートは、最初の段階で食品や医薬品、医療機器を対象とし、さらにその対象幅の拡大が可能となっています。
アメリカのトランプ大統領が昨年5月8日に核合意からの一方的な離脱と、対イラン制裁の復活を宣言して以来、イランとヨーロッパは核合意維持に向けた協議を開始しました。
ヨーロッパ諸国は、アメリカの対イラン制裁に対抗するため、核合意という枠組みでの対イラン支援案を提出することになっていました。
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