2月 06, 2019 18:03 Asia/Tokyo
  • シリアのムアレム外相とイランのラーリージャーニー国会議長
    シリアのムアレム外相とイランのラーリージャーニー国会議長

イランを訪問中のシリアのムアレム外相が、テヘランでイラン政府高官との協議を継続し、ラーリージャーニー国会議長、シャムハーニー国家安全保障最高評議会書記と会談しました。

ラーリージャーニー議長は5日火曜、ムアレム外相と会談し、「我が国とシリアの協力は今年、拡大すべきだ」と語りました。

ムアレム外相も、テロ対策においてイラン、ロシアとの協力が効果的であったことに触れ、「この勝利・成功はシオニストとアメリカの怒りを招いている。彼らは、シリアへの攻撃を継続して、自らの陰謀を推進しようとしている」と指摘しました。

また、アメリカが同国軍のシリア撤退をめぐり、矛盾したアプローチを取っていることを挙げ、「アメリカは、自らの主張に反して、シリア駐留軍を削減するどころか、米軍撤退プロセスの監視を口実に駐留軍の数を増やしている」と述べました。

シリアのムアレム外相とイランのシャムハーニー書記

 

また、シャムハーニー書記も同日、ムアレム外相との会談で、「テロ対策に向けたイランとシリアの協力は、地域や国際安全保障にとって否定できない成果をもたらしている。このプロセスはシリアで治安上の危機が収束するまで継続されるだろう」と強調しました。

さらに、「シリアに対するシオニスト政権の侵略の継続や、シリアの領土保全の侵害は容認できないものだ」とし、「シオニストによるこのような行動が続く限り、しかるべき断固たる回答を示し、抑止力を発動し、犯罪に走る指導者たちにとっての教訓となるよう対応する」と述べました。

ムアレム外相は5日、シリア代表団を率いてテヘラン入りしています。

 

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