イラン最高指導者が、国民に対し「革命の第2の歩み」声明を発信
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、革命勝利40周年に際し、イラン国民に向かって、「革命の第2の歩み」と題する声明を発表しました。
最高指導者事務所の情報サイトによりますと、ハーメネイー師は13日水曜、このメッセージにおいて、「イラン国民によるイスラム革命は力強いが、一方で柔和で寛大であり、抑圧された立場でもある」とし、「イスラム革命はアメリカやイラクのサッダームとの戦いの場でも、こちらから先に銃弾を発射してはいない。すべての事例において敵の攻撃の後に自己防衛に出ている。だが、相手からの打撃には、激しい報復措置を講じている」と述べました。
また、「国家の安定と安全、領土保全、国境警備、経済・開発面での主要インフラの創設、選挙など政治問題への国民参加の大幅な増加、国民1人1人の政治的な認知度の向上、国際問題への国民の注目、公共の便宜の公平な分配、社会での倫理・精神面での水準の向上、アメリカを始めとする覇権主義者への対抗は、イスラム革命の成果の一端でしかない」としました。
さらに、「イランは、革命当初と同様に覇権主義者が押しつける問題と直面している」とし、「当時、外国勢力の手を断ち切ったり、在テヘランのシオニスト政権イスラエル大使館を閉鎖したり、スパイの巣窟であるテヘランのアメリカ大使館の行動を暴露したりすることが、アメリカ・イラン間の挑戦であった。しかし今日、問題はイスラエルとの境にイランが力強く駐留していること、西アジア地域からのアメリカの違法な影響の排除 、パレスチナの戦士たちの闘争をイランが支持していること、レバノンのシーア派組織ヒズボッラーの旗と地域中の抵抗への支持に置かれている」としています。
ハーメネイー師はまた、学問と研究、倫理と精神性、経済、正義、腐敗との戦い、自由と独立、国家の威信や対外関係、敵からの国境警備、生活様式について、国民に勧告しました。
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