イラン外相、米朝首脳会談の合意不成立に反応、「米は核合意以上の合意は得られない」
3月 02, 2019 15:25 Asia/Tokyo
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イランのザリーフ外相
イランのザリーフ外相が、ベトナム・ハノイでの第2回米朝首脳会談が物別れに終わった事を受け、「イランと6カ国による核合意は、アメリカにとって可能な最善の合意だ」と語りました。
ザリーフ外相は1日金曜、ツイッターで、「アメリカのトランプ大統領は見せかけの政治ショーやシャッターチャンス、いきなりの政策変更が真剣な外交とは全く異なるということに気づくべきだ」と述べました。
また、「イラン核合意の1つ1つの条項の思案、成立には12年、数千時間を要し、その説明に150ページも割いている」とし、「トランプ大統領は、決してこの核合意より良い合意にいたる事はないだろう」としました。
ハノイでのトランプ米大統領と、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長による2回目の米朝首脳会談が予定より早く終了した後、米ホワイトハウスは両者の間で合意が成立しなかったことを明らかにしました。
また、今回の首脳会談が物別れに終わったことを、イランとの核合意を引き合いに出し、「トランプ大統領は、北朝鮮やその他の国を相手に合意を結ぶ場合、イラン相手のような最悪の合意という二の舞を演じる事はない」と釈明しています。
トランプ大統領は昨年5月8日、一方的にイラン核合意からの離脱、対イラン制裁の復活を宣言しました。
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