世界のメディアが、イラン・南パールスガス田の新フェーズ操業開始を大々的に報道
イラン南部・南パールスガス田の4つの新しいフェーズの操業開始が、世界の各メディアによって大きく報道されています。
イルナー通信によりますと、ペルシャ湾に面したイラン南部・ブーシェフル州にある、南パールスガス田開発プロジェクトで、今回4つのフェーズが、ローハーニー大統領の立会いの下、操業を開始しました。
イラン国民を標的とした、アメリカによる過去最悪の制裁が行使される中、今回のプロジェクトの操業開始を世界の各メディアは大きく取り上げています。
AP通信は、イランの天然ガス生産の増加に関して、「イランは現在、6億㎥以上の天然ガス、20万バレルのコンデンセートを生産している。ローハーニー大統領は4件の新しいプロジェクトの操業開始を公表したが、同時にこれらのプロジェクトはいずれも、イランの生産力に5600万㎥の天然ガスと7万5000バレルのコンデンセートを追加することになる」と報じています。
また、ロイター通信もイランのザンゲネ石油相の話として、今回の南パールスガス田の4つのフェーズの操業開始を伝え、「イランは、来年3月までに、操業フェーズの数を27に増やす見込みだ」としました。
アメリカの新聞ワシントンポストも、南パールスガス田の第13、22、23、24の各フェーズの正式な操業開始式で、南パールス石油・天然ガス会社のメシュキーンファーム社長が演説した内容に触れ、「南パールスガス田で複数のフェーズが操業を開始したことから、イランの天然ガス生産量はカタールを追い抜くだろう」と報じました。
アメリカの新聞ニューヨークタイムズも、新フェーズの操業開始によるイランの天然ガス生産の増加に触れ、「4つの新しいフェーズが新たにガス生産網に加わったことで、イランは天然ガス生産ではカタールを上回るだろう。現在、イランとカタールは世界の2大天然ガス生産国となっている」としました。
この他、インドのウェブサイト・ビジネススタンダード、中国の新華社通信、フランス通信、数十ものテレビ局やニュース局が南パールスガス田の4つのフェーズの操業開始を大きく報じています。
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