米が新たなガザ計画を提起、ブレア氏の代わりにブルガリア人外交官を起用へ
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トニー・ブレア英首相がガザ国際監督機関(平和評議会)の構成予定メンバーから突然排除された後、シオニスト政権イスラエルのメディアは同評議会の議長職に新たな候補者が挙がっていることを明らかにしました。
(last modified 2025-12-13T05:11:48+00:00 )
12月 13, 2025 13:13 Asia/Tokyo
  • ブルガリアの元外交官、ニコライ・ムラデノフ氏
    ブルガリアの元外交官、ニコライ・ムラデノフ氏

トニー・ブレア英首相がガザ国際監督機関(平和評議会)の構成予定メンバーから突然排除された後、シオニスト政権イスラエルのメディアは同評議会の議長職に新たな候補者が挙がっていることを明らかにしました。

【ParsToday国際】イスラエルの新聞イディオト・アハロノトは「ガザ地区の統治を担う『平和評議会』議長へのトニー・ブレア元英国首相の選出が複数のアラブ・イスラム諸国に阻止されたことを受け、アメリカは現在、別の候補者を探している」と報じました。

この報道によりますと、ブレア首相の代役の有力候補として、ブルガリア元外相だった国際外交官のニコライ・ムラデノフ氏(53)が挙がっています。ムラデノフ氏は2015年から2020年まで国連事務総長の西アジア担当特使を務め、現在はUAEアラブ首長国連邦アブダビの独立した連邦外交研究・公務員研修機関、AGDAアンワル・ガルガシュ外交アカデミーの事務局長を務めています。

イディオト・アハロノトはまた、「ムラデノフ氏は、西アジアにおいて世界で最も経験豊富な外交官の一人とみなされており、任務の枠組みの中で、イスラエルとパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの間の紛争阻止に幾度となく成功した人物でもある」と報じました。

さらに「ムラデノフ氏は2018年の国境事件や発火物付き風船事件の後、イスラエル・ハマスの間の暴力的な衝突阻止に重要な役割を果たし、少なくとも2回にわたって、エジプトが参加しての集中的な外交努力により、両者間を仲介し、事態の爆発を防いだ歴がある」としています。

現在までに、トランプ米大統領が支持する「平和評議会」のメンバーとして名を連ねたのはトニー・ブレア氏のみですが、アラブ・イスラム諸国のほか、ハマスが同氏の選出に反対していました。

イディオト・アロノトによれば、この反対の理由は、ブレア首相が2003年のイラク侵攻を支持したこと、及びパレスチナ人軽視への逆戻りへの懸念からとされています。ブレア首相はイスラエルから信頼されており、イスラエルと対話し、その「安全保障上のニーズ」を考慮した数少ない国際的人物の一人とされていました。

 

 


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