新たな協力を前にしたイランとフランス
アミーンザーデ解説員 核合意実施後、ヨーロッパを訪問しているイランのローハーニー大統領が、26日火曜、イタリア訪問を終え、二カ国目のフランスに向かい、同国の政府高官と会談します。
イランとヨーロッパの協議は現在、主に対イラン制裁解除後の新たな経済協力に注目したものですが、ローハーニー大統領の今回の訪問の重要性は、経済問題以上のものと評価すべきでしょう。なぜなら、この段階の、核合意後に整えられた状況の中では、イランとヨーロッパの協力に向けた幅広い下地が存在するからです。先週も、中国の国家主席がイランを訪問し、両国の間で、経済や政治の分野での重要な協議が行われました。現在、この協力の追い風は、ヨーロッパに向かっても吹いており、イランとヨーロッパ、アジア諸国との関係におけるバランスを物語っています。こうした往来は、多面的な協力の機会と危機、問題のより正確で現実的な理解を促すでしょう。
フランスのラルシェ上院議長は、少し前に行ったイラン訪問で、イランを地域で安定した国だとし、「イランは治安維持において成功した経験を持つ」としました。ラルシェ議長は、イラン大統領との会談で、「フランスは地域やテロ対策に関するイランの見解を活かしたい」と強調しました。ローハーニー大統領もこの会談で、イランとフランスの協力拡大に向けた大規模な可能性を利用する必要性を強調し、「イランとフランスは、すべての関心事における協力や関係拡大に向け、制裁解除後の気運をこれまで以上に利用すべきだ」と述べました。
核合意後のフランスの経済・政治高等使節団のイラン訪問も、合意締結が両国の関係と協力の拡大の始まりであることを示しました。
現在、この流れは速度を増しています。イランもまたフランスをヨーロッパの重要な国と見なしており、イスラム革命時代にもフランスに対してプラスのイメージを持っていました。ホメイニー師がパリ郊外の村に滞在していたこともあり、イラン人はフランスを文化を持つ人々の国として捉えています。
現在、イランとヨーロッパ諸国の緊密な協力と関係拡大の必要性がこれまで以上に感じられています。この関係はフランスも被害をこうむっているテロ、暴力、過激派といった問題への対策など、すべての分野において拡大し、別の分野でも、イランとフランスの関係の下地を強化する要因となりうるでしょう。包括的共同行動計画は、国際的に重要な問題が、論理や話し合いによって解決することができることを示しました。これは話し合いによる国際問題の解決に向けたモデルとなりうるものです。
フランスでのこの1年のテロ事件やその他のテロ攻撃は、テロがすべての国、国民の大きな脅威であることを示しました。明らかにテロやシリア問題、難民問題の解決には共通の理解と協力が必要です。イランとフランスはこの道において互いに良好な協力関係を有しています。両国は過去にも、様々な分野で建設的な対話や協力を行っており、現在、生じた機会をうまく活用するための絶好の状況が整っているのです。