イラン国会議長、「“世紀の取引”はイスラエルのアイデンティティ欠如の方程式へ」
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ラーリージャーニー国会議長
イランのラーリージャーニー国会議長が、「イラン国民は、“世紀の取引”という偽りの取引を、シオニスト政権イスラエルのアイデンティティ欠如の方程式に転換した」と語りました。
ラーリージャーニー議長は、9日日曜、国会会議において、最近実施されたパレスチナを支持する「世界ゴッツの日」の大行進への大々的な参加に関して、国民に謝意を表明し、「この大々的な参加により、いわゆる世紀の取引はアイデンティティの欠如の取引となった」と述べています。
また、「双方が、パレスチナ問題の民主的な解決方法を追求するなら、わが国のイスラム革命最高指導者ハーメネイー師が提唱する、パレスチナ国民の票に照らす、という方法をとるべきだ」としました。
この計画によれば、まずは全ての勢力が住民投票を受け入れ、世界各地に拡散しているパレスチナ国民が祖国に帰還し、イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒を含む全てのパレスチナ人が国民投票により、パレスチナ国家の将来の政体のあり方を決定すべきだ」とされています。
さらに、フランスのマクロン大統領の発言に触れ、「このような発言は浅はかで遺憾な内容であり、わが国のローハーニー大統領との電話会談や、数多くの直接会談でなされた、マクロン大統領の以前の発言には全く合致していない」と語っています。
核合意の署名国の1つであるフランスは、これまでこの合意に定められたフランスの責務を履行しておらず、同国のマクロン大統領は6日木曜、アメリカのトランプ大統領との共同記者会見で、「米仏は、イランに対し共通の目的を有しており、核合意に定められた条項を拡大すべく新たな協議を開始すべきだ」と述べました。
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