イラン国会議長、「イラン国民は、アメリカのか数々の犯罪を忘れていない」
(last modified Tue, 02 Jul 2019 08:15:10 GMT )
7月 02, 2019 17:15 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー国会議長
    ラーリージャーニー国会議長

イランのラーリージャーニー国会議長が、「イラン国民は、1953年のクーデターや、イラクのの元独裁者サッダームへの支援、ペルシャ湾でのイラン旅客機の撃墜といったアメリカの犯罪行為の数々を決して忘れていない」と語りました。

テヘランで2日火曜、米軍巡洋艦によるイラン旅客機撃墜事件の記念式典が開催されました。

1988年7月3日、イラン南部の港湾都市バンダルアッバースを離陸し、アラブ首長国連邦のドバイに向かっていたイラン旅客機655便が、ペルシャ湾上空でアメリカ海軍のミサイル巡洋艦ヴィンセンスにより撃墜されました。

この事件により、この旅客機に搭乗していた子供66人、女性53人、外国人46人を含む乗客乗員290人全員が殉教しました。

ペルシャ湾でのイラン旅客機の撃墜

ラーリージャーニー議長は、テヘランで実施されたこの事件の殉教者を追悼する式典で、アメリカの対イラン制裁にも言及し、「アメリカは、脅迫によりイラン国民を屈服させ、イラン国内を混乱に陥れることができると思い込んでいたが、大きな計算違いを犯している」と述べました。

また、「西アジア地域におけるアメリカの問題は、彼らがイランの文化や文明を十分に理解できず、悪く解釈していることだ」とし、「アメリカは、地域に艦船を派遣すれば、他国を屈服させられると思い込んでいる」としています。

さらに、西アジアでのアメリカの敗北にも触れ、アメリカは対イランに対する連合の形成のため多大な工作を行ったものの、これに関しても成功しなかった、と語りました。

 

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