イラン国内初の大規模下水網（日本語のナレーション付）

11月 30, -0001 05:34 Asia/Tokyo

イランで初めて下水網が大規模に普及したのは、１９７９年のイスラム革命後のことです。

下水網は、都市インフラの中でもっとも重要な部分の１つであり、保健衛生や水資源の管理、双方の分野で重視されています。この最も重要なインフラは、先進諸国の都市圏で普及しています。

古代において下水処理システムを有していた初の民族はイラン人だったといわれています。しかし、ここ数世紀における経済の凋落により、イランの諸都市では下水網が跡形もない状況が生み出されてしまいました。

イラン革命以前のパフラヴィー王朝政権は、西洋の下水システムを模倣したに過ぎず、下水網は極めて個人的な問題でしかありませんでした。そのため、当時のイランの総人口３５００万人のうち、下水網の恩恵に与っていたのはわずか２８００人に過ぎず、下水網は存在しないに等しい状態だったのです。

しかし、イスラム革命後、初めて全国規模での下水網普及計画が実施され、当局責任者らの尽力により、最終的に下水網の総数は４８００万本に達しています。

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初の業績（２５）