イランが、イギリスとの間で拿捕した船舶の交換に反対
(last modified Tue, 30 Jul 2019 09:57:30 GMT )
7月 30, 2019 18:57 Asia/Tokyo
  • バイーディーネジャード在英イラン大使
    バイーディーネジャード在英イラン大使

在英イラン大使が、「イランはイギリスにより不法に拿捕されたイランのタンカーとイランがホルムズ海峡で海事法違反を理由に拿捕したイギリス船舶とを交換することには反対だ」と語りました。

イルナー通信が、イギリス・ロンドンから伝えたところによりますと、バイーディーネジャード在英イラン大使は29日月曜夜、「ジブラルタル海峡でアメリカへのご機嫌取りを目的に拿捕されたイランの船舶と、ホルモズ海峡で拿捕した違法な英船舶とは拿捕の内容が異なる。そのため、イランは拿捕した船舶の交換には応じない」と語りました。

さらに、「英船舶は安全保障上の海事法違反で拿捕されたが、イランのタンカーはジブラルタル海峡でアメリカへのサービスとして英海軍により拿捕された。イランはこのような拿捕船舶の交換には応じない」と語りました。

英海軍は2019年7月5日、EUの対シリア制裁違反を口実に、ジブラルタル地域でイランのタンカーを拿捕しました。

その後、7月19日にはイスラム革命防衛隊海軍が、位置情報システム電源を切っていたこと、ホルムズ海峡で廃油を処分したなどの理由から、イラン南部ホルモズガーン州港湾海事局の要請により英国の石油タンカーを拿捕しました。

 

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